BLなんて一生縁がないと思っていた私がBL愛好家になるまで

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男×女エロ漫画でもおなじみのあの設定も

「BLってどんな種類があるの?」「設定とか少なそう」と思われている方、それは誤解です。BL作品は男×女のエロ漫画とほぼ変わらないジャンル、種類が揃っています。例えば筆者は夢の中で男性を誘惑する悪魔、淫魔...

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今年はうさぎ年!兎をテーマにしたエロも

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「商業」だけじゃない、同人誌の面白さ

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BLを読んでみたほうがいい人、読まないほうがいい人

筆者はBLで興奮する側の人間のため、こうして普及活動をしているわけですが(笑)、中にはあまりおすすめできない方もいます。それは下記のような方です。・非現実的なエロを求めていない人・女性とエロは無関係だ...

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「男がBLなんてキモい」と思っていませんか?

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BOY‘S LOVEの略語であるBL。「男がBLなんて……」「俺は可愛い女の子が好きなんだ!」と思っている方は多いかと思います。もちろん、筆者もそのうちのひとりで、読むなら男×女のエロ漫画がいい!と思っていました。そんな筆者がBLを読むようになったのは10年前のこと。

そう、当時付き合っていた彼女がいわゆる「腐女子」だったのです。
職場では「漫画やアニメには一切興味ありません」というような雰囲気を出していたので、初めて彼女の家に行ったときにこの事実を知り、物凄く驚きました。

「引いた?」という彼女に対し「全然」と答えた自分でしたが、実を言うとはじめはちょっと引いていました。
というのも、「男同士のエロ」と無縁の人生を送ってきたからです。

最近少しずつ性別に対する意識が変わってきていていますが、ひと昔前はまだ「男らしさ」「女らしさ」というような思想が定着していたように思います。
とくに私の父は厳格な人で「男たるもの」というようなセリフをリアルでいってしまうような人でしたから、男同士の恋愛だなんて、興味を持つことすら許されないような感じだったんですよね。

それから「腐女子=オタク」という偏見もありました。
私が学生の頃から「オタク」は存在していましたが、「コソコソとしていてキモい」「モテなそう」と思っていましたし、なんとなく「お前らはこっち側に来るな」といわれている気がしてならなかったのです。

そんな私にとって「BLオタクの女性」というのは異次元の存在でした。
ですが、ここでそれを明らかにしてしまったら彼女との関係が終了してしまうかもしれない。それだけは避けたい私は「読んだこともあるよ」という大嘘をついてしまったのです。

そこからというもの、彼女は自宅でだけ「オタク」である自分の姿を見せてくれるようになりました。
家の中にあるBL本を隠すこともなく、「これ新刊なんだ」とうれしそうにしている彼女はかつて思っていた「オタク」そのものでしたが、不思議とオタクに対する嫌悪感はなくなっていきました。
むしろBLというものに興味すら持つようになっていき、気が付くと「BL沼」に陥っていたのです。

BLの何がいい?

BLの何がいい?

当時の彼女に、「BLの何が好きなの?普通の男女の恋愛漫画じゃダメなの?」と聞いたことがありました。
すると彼女は「背徳感かなあ。現実では得られないドキドキがあるんだよね」と答えたのです。

背徳感か。なるほど。

続けて「私は美少年だけ眺めていたいの。だから男女の漫画ではダメなんだよね」と語る彼女。聞いているうちにますます興味が湧いてきました。

「……読んでみる?」
といわれた私は、
「うん」
と即答。
こうして薦められた初BL漫画はストーリー重視のピュアな恋愛ストーリーで、思っていたエロさ、グロさのようなものはなく、一つの物語として読むことができました。

こうして彼女の家に行ってBL漫画を借りて帰るのが当たり前となると、激しいエロ描写も受け入れられるようになっている自分がいました。
はじめは「ケツで……?」と思っていたのですが、そこはマイルドに描かれているため普通のエロ漫画を読むような感覚と変わりません。でも、相手は男の子。禁じられた関係であるという設定がなんだかくすぐったいような感覚になるのです。

「男なんて興味ないのに……体はいうことをきかないーー。」
まるで漫画の主人公のような気持ちになってしまうのがBL漫画の面白いところなんですよね。

彼女との別れ、BL読者としてのはじまり

BL読者

この彼女とは2年くらい交際をしましたが、最後は「性格の不一致」で別れました。
そうなるとこれまでのようにBL漫画を読めなくなるわけですが、この頃はもう自分で購入して読むことにためらいがなくなっていました。

こうして「腐女子」ならぬ「腐男子」となった私は書店に行って新刊チェックをし、「BLのエロ」を追求するのが日課となっていたのです。
そんな私を見た友人は「お前……女の子抱けなくなったらどうするんだよ」と心配していましたが、そんなことは一切ありませんでした。元カノがいうように、これは「非現実」の世界だからです。

この記事をご覧になっている方の中には自分の中の「男」がどこかに行ってしまいそうな気がしている方もいらっしゃるかと思いますが、別にBL漫画を読んだからといって異性にときめかなくなったり、男性を好きになったりすることはありません。

やや脱線しましたが、私は現在も普通に女性とお付き合いをしています。
当たり前に女性の体に興奮しますし、当たり前に「やっぱり女の子って可愛いなあ」と思います。
でも、家に帰るとBLで興奮している自分もいます。
まさか自分がこんな一面を持つようになるとは思いもしませんでしたが……自分の中にもオタクの部分があるということは新しい発見でした。

学生のころオタクの子たちを見て「コソコソしていてキモい」と思っていましたが、今では「コソコソすること」を楽しんでいます。
こういう事例もありますので、「絶対ハマらない」と思われているそこのあなたも一度BL漫画を読まれてみてはいかがでしょうか。
男×女のエロ漫画では得られない「何か」や、意外な性癖を見つけられるかもしれませんよ。

「BL漫画」と聞くと、キラッキラな美少年がイチャイチャしているものを連想される方も多いかと思います。
しかし、最近のBL漫画はそればかりではないんです。
まるで成年誌のようなエロが描かれている漫画もあれば、一見BL漫画とわからないようなお洒落なデザインのBL漫画も存在します。

また、BLは無料のサイトで読むこともできます。
「家に置くのは嫌だ」という方は一度こういったものを利用されてみてはいかがでしょうか。こうしたサイトのいいところは、無料でいろいろな作品、ジャンルに出会えることだと思います。
お金を出してあまり好みではない作品に当たってしまったらその先のBLライフは期待できませんからね。
コツは「最初から選りすぐりをしないこと」。
まずはいろいろな作品を読んでみて、新しい性癖を探してみることをお勧めします。
あとは楽しむのみです。

「今まで経験したことないエロに出会いたい」
「最近NLで抜けなくなってきた」
そんな方はぜひ一度体験してみてください。

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